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たてわり保育です

いるかグループとくじらグループ

2~5才児は、異年齢グループ編成による縦割り保育を行っています。

年下のこどもを思いやる場面がたくさん生まれます。
小さなこどものお世話ができることのうれしさ・大きくなった喜び・
人の役に立つ喜びを3才のこどもでも感じています。
最初は、自分のこともおろそかになったり、
加減が分からなくて、手伝いすぎたり、やりたい気持ちが高じて、
やりすぎたりしてしまうこともありますが、
少し大きくなるころには、小さな子に対して我慢もしたり、見守ったり
思うようにならなくても自分を納得させようと調整したり、
年長児になるころには、慈愛と自信に満ちた表情で、年下の子のお世話や
いたわり方、遊ばせ方、ケンカの仲裁やいい頃合いの見極めもとても上手になるので
大人顔負けで、びっくりさせられることもあります。
こどもたちの、きょうだいのような家族のような親密さ・人間同士としての深さ広さ・
日常的な感情の交流が、異年齢保育では奥深く育まれていくのを感じます。

異年齢集団の生活の中で、小さなこどもは、年長のこどもの行動をじっと見ていて、
少しずつ真似していきます。
見習い、見覚えるという、自然な学びが間近にあります。
2才のこどもには、しっかりと真似をする力が備わっており、
それが自らを育たせようとする意欲、人とかかわりあう力、
認識や行動の力をも育んでいきます。
年長者の遊び・行動を模範とし、憧れをもったり、
興味や感動体験を共有しながら育つこどもの集団は、
こどもたちが育ちあううえで必要不可欠な、とても大切なものです。

幼いものは、いろいろな人たちに慈しまれる経験をして、大きくなったら自分が幼いものを
慈しむようになることでしょう。
そして、この子たちが大人になったとき、幼い子とかかわることが喜びとなる人になってほしいという、
子育て文化の創造と継承を願って、そのための異年齢保育となるといいなぁと思っています。

そして、年齢ごとの区切りがない生活は、こどもひとりひとりのペースが許容され、
無用な競争を助長しない良さ・大人もこどもを、横一列で比べて見ない、
何かができるできないだけのものさしで見ない良さが異年齢保育にはあります。
それは、こどものひとりひとりの育ちにとって、とても有益なことです。

多様な人とのかかわりや仲間の中で認められることの積み重ねが、
こどもひとりひとりを輝かせるのだと思います。